「コーチング」とは、人がより良く生きる事をサポートするコミュニケーション手法です。 また、コーチングは、コーチングをする人(コーチ)とコーチングを受ける人(クライアント)との共同関係によって成り立ちます。 ところで、「コーチ」と聞くと、スポーツ選手などについているコーチを最初に思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか? そして、そのコーチは、選手がその人の目標やゴールにより早くより確実に達成できる様、適切な指示を出したり、アドバイスを行ったりしてくれる人と言ったイメージを持っておられる方も多いことでしょう。 しかし、コーチングにおけるコーチの役割はそれとは少し異なります。 「コーチ」と言う言葉の語源は「馬車」であり、そこから派生して、「大切な人を目的地まで安全に送り届ける者」と言う意味を指す様になりました。 コーチングにおけるコーチもこの「馬車」をイメージしていただけるとご理解いただき安いかも知れません。 つまり、あなたがあなたご自身の人生の中で達成したい事・手に入れたい物・なりたい姿と言った「目標」や「ゴール」を定めるのもクライアント(お客様)であるあなたご自身であり、そこに到達するために進む方向や通って行く道筋を決めるのもまたクライアントご自身なのです。 コーチは、セッション中の対話などを通じて、さまざまな専門的スキルや手法をも活用しつつ、クライアントが自ら定めたゴールに確実に達成するための手段や方法をクライアント自ら見つけ出し、ご自身の力でそのゴールに向かって歩いて行かれる様、サポートさせていただきます。 また、コーチングにおけるコーちとクライアントの関係のイメージは運動会などでもおなじみの「2人3脚」の感じ。 つまり、ゴールを意識するがあまりどちらか一人が力任せにぐいぐい引っ張ってもなかなかうまく前には進めませんし、当然どちらかが怠けて足を動かすのを止めてしまえばゴールに到達することなどできません。 より早く、より確実に。さらに欲を言えばより楽しくゴールに到達するためにはどうすれば良いのか、お互い十分に話し合いをし作戦を練る必要があります。 「コーチング」とは、コーチが一方的に提供するサービスではなく、あくまで対等な立場であるコーチとクライアントが互いに協力しながら、クライアントの望むゴールを目指し作り上げて行く物なのです。 ☆コーチングの目的☆ コーチングは、カウンセリングなどと異なり、クライアントの治療やいやしをその目的とはしておりません。 また、コーチは、コンサルタントや各種アドバイザーの様に目的達成のためのアドバイスを行ったり助言をしたりする存在でもありません。 コーチングの主たる目的は、セッションなどでのコーチとの対話やセッションとセッションとの間に自ら設定する課題に取り組む事を通して得られた「気付き」を元にクライアント自身がその魅力や可能性を再発見し、自らの中にある「答え」に気付き、ゴールに向かって何らかのアクション(行動)を起こせる様サポートすることにあります。 なので、当然私とのコーチングがその目的を最大限に果たしクライアントが望まれるゴールに見事到達することができるかどうかの「鍵」は、クライアントであるお客様ご自身が握っておられることになるのです。 |